偏光サングラスが必要な理由は乱反射を防ぐためと
前回の記事でご紹介しましたが、
今回は偏光サングラスのカタログスペックに記載されている
「〇〇度」や「〇〇%」で表示される
「偏光度」についてお話します。
「偏光度」とは?偏光サングラスの選び方
偏光とは、進行方向に垂直な面内での電界や磁界が時間的・空間的に
規則的な振動をしながら進行する光のこと。
釣りシーンや運転中に視界を見えづらくする偏光を抑える
偏光サングラスのことで具体的に図解で説明されるのが
窓に取り付け光を調整するブラインド。
ブラインドは一枚一枚の羽根の向きを変えることで
光の入る量を変えることができます。
偏光と呼ばれる光は横方向に振動しながら我々の目に届き、
この光はまるで波のように振動しながら進行方向に進む。
さらにあらゆる場所に反射もするので眩しく感じます。
偏光サングラスのレンズはこの横波からの光は遮断し、縦方向の光だけを通す原理。
偏光サングラスをかけると
水中が見えやすくなるのも、横波からの光は通さず、縦方向の光だけを通すため
水面の乱反射を抑えているからなのです。
偏光度の数値はブラインドで例えると
一枚一枚の羽根の密度の高さでレンズは偏光度
99%、98%、97%・・・・と下がっていくことで
羽の枚数が少なくなるから光がたくさん入るとイメージをしてください。
では、偏光度が99%が一番いいレンズじゃないの?と思われるかもしれませんが
そう単純ではありません!
偏光度が高いレンズはレンズカラー濃淡が濃くなり、可視光線透過率が低くなるので
今度は暗すぎて視界が暗い状況になり
いくら偏光度99%にしたところで見えづらいだけです。
※136Glassの偏光レンズは偏光度95%、調光偏光レンズは偏光度92%
UVカット率はすべてのレンズで99.9%
可視光線透過率という新しい名前が出てきましたね!
これはまた次回ご説明します。